ターゲットの決め方 初心者編【何事も「誰に」が決まらないと言葉は生まれない】

とっておきのキャッチコピーを作りたい!

これは、販売に関わる人や、
仕事をする万人の願いや望みです。
ではどうやってこのキャッチコピーを
決めていけばいいのでしょうか?

 

 

今回はそんなお話です。

 

 

「誰に」がわからないと何も生まれない。

これはどんな仕事においても鉄則です。

 

あ、これ売りたい!
あ、これ紹介したい!
あ、これ渡したい!

 

誰に???

 

です。

 

 

結局のところ

「誰に?」がなければ進みません。
これ、かなり重要なんですけれど、割と忘れられがちです。

 

ターゲット設定しました!
という方でも、実際にその人をイメージしてみるとなると
できないことがほとんど。

 

 

えっとぼんやりはわかるんですけど、
ほんとにこんな人いるのかしら。。。
イメージできない。。。

 

 

リアリティがない人に対して
何が思い浮かぶでしょうか??

 

 

じゃ、どうやって決めたらいいの?

 

一般的にはターゲットを決めるという言い方をしますが、
(マーケティング用語では「ペルソナ」と言います)

 

 

右も左も分からない、
初めてコピーを考えるんです!

 

 

そういう方に私がオススメしているのは

 

あなたの商品、サービスを
あなたの身近な人でいうと
誰に紹介、使ってもらいたいですか?

 

という方法です。

 

これはどんな大企業であろうと、
小さな企業だろうと、個人事業だろうと
必ず絶対に「誰」を明確にしていきます。

 

 

その「誰」を身近な人で思い出した時に、
仲がいいとか、言いやすいとか
そういうことはまるっと無視していただき

 

商品、サービスを欲していそうな
商品、サービスを利用して幸せになりそうな
商品、サービスのファンになりそうな

身近な人を思い出してください。

 

 

あくまでも上顧客となりそうな
知っている人。です。

 

 

「誰」が決まったら
今度はその人のことを掘り下げていきます。
できるだけ事実がわからない場合は想定で結構です。

 

・長所、短所は?
・1か月に使えるお金の金額は?
・家族構成は?
・普段見ている媒体は?(ネット?テレビ?雑誌?新聞?)
・仕事は?
・どういう口癖がある?
・好きなブランドは?
・好きな街は?
・好きな芸能人は?

 

こうして細かく掘り下げていくことで
その人が気になるような
目に止まるようなメッセージを
見つけることができます。

 

人は自分に用事があるメッセージに
目がいきます。

 

 

子育て中の人であれば
「子育て」という言葉に目が行くし

病気で悩んでいるなら
その病気に関するメッセージに
意識が向きます。

 

 

人は、自分に用事があるものには関心が向きます。
そしてさらに、慣れ親しんだものには好意を抱き
慣れてないものには警戒心を抱きます。

 

 

それゆえ、その人のことを
深く知っていく必要があるのです。

 

 

突然「日本初上陸」なんて商品を出したところで
自分の過去のデータベースにないことは
なかなか受け入れられません。

が、ニューヨークで人気爆発!日本初上陸!!!
なんて自分が知ってる情報が添えられることで
一気に敷居は低くなります。

 

 

その人の生活や、普段の習慣を知ることによって
メッセージをその慣れ親しんだものにすることができ
関心を向けることもできるようになります。

 

 

自分の人生に、生活に
これがプラスαされると
もっと私の毎日が潤う!魅力的になる!
そんな風にイメージしてもらう必要があるのです。

 

 

敵を知る(敵ではないですが)
というのは戦に勝つためにはとても重要な戦略の一つです。

 

 

販売においても同じようなことが言えます。

 

 

ネットで販売したい!としても
ターゲットがネットを見なかったり
ネットで買い物をしない人であれば
全く意味がありません。

 

お年寄りをターゲットにした商品は
いまだにテレビコマーシャルで
お電話でお申し込みが主流です。

 

 

金額設定をするにしても
1ヶ月に使えるお金が3万円なのに
3万円のサービスを紹介したところで
敷居の高いものになってしまいます。

 

性格がネガティブな人なら
まずはリスクを説明して安心させるメッセージがいいでしょう。

1万人の実績!とか権威や統計を利用するのもいいと思います。

 

 

ポジティブならば、明るい未来を見せることも大事です。
テレビショッピングでよくある
これを使うとこんなに素敵な毎日になりましたとか。

 

 

まずは「誰」を決めなければ
言葉は出てきませんし、軸が進むにつれて
どんどんぶれていきます。

 

 

まずは「誰」を決める。
それからその人を掘り下げていく。
ここには丁寧に時間をかけ、
とても慎重に行います。