研究所の趣旨・目的・発端【はじまりのきっかけ】

なぜ研究所を始めようと思ったのか

2020年で起業家として活動しはじめて20年目に突入しました。

 

最初に起業して、やめて、次に起業してくじけそうになりながら
なんとか立ち止まって個人事業を11年目、
その後株式会社にして9年目が過ぎようとしています。

 

私は起業塾などに通ったこともないし
コンサルタントをお願いしたこともありません。

 

そもそもそういう存在すら知りませんでした。

 

自分の仕事をネットで集客をしたこともなく
全てご紹介の積み重ねでここまでやってこれたのですが
これって奇跡に近い、そう言われたことも少なくありません。

 

私にとっては、いたって普通のことだけど
どうやらものすごいノウハウがここにあるのかもしれない。
そう思ったところから私自身の掘り下げが始まりました。

 

 

私は何者か?
そして何を築いてきたのか?

 

そこから始まりました。

 

私の人生のテーマの大部分を占めているものが、
「人」「人間関係」です。

このことについて、ひどく落ち込んだこともありますし
打ちのめされたこともあります。
いいこともあればそうでないこともたくさんありました。

 

いろんな「人」を通じて、私は自分のアイデンティティを
作り上げてきました。

 

人と関わる上で、感情のコントロールが極めて難しく
自分を制御できずに、心が壊れたこともたくさんありました。
途方にくれながらも、諦めずに
どうしたら自分の心が穏やかになるか
苦しまずに、悲しまずに、落ち込まずに、自分と付き合えるかなど
様々な学びと体験を通じて、自分独自の気づきや学びを得て来ました。

 

人生30年を過ぎたあたりで
「考え方」を身につけること「知ること」が
自分を大きく助け、救うことがわかって来ました。

 

そして、いかに視野を広く持つか、
視点を増やすか、様々な枠にとらわれず
自分を自由にさせられるか。が
これまでの私を救ってきた理由の一つでもあると思います。

 

私は起業してから徹底的に「発想力」と「思考力」が
磨かれてきました。

 

理由は、
常にピンチばかりだったから。

 

ピンチを乗り越えるには「知恵」を絞るしかないのです。
今あるものをどう使えるか、
ないものをどうやって用意するか?

 

工夫とアイデアが枯渇した時点で
私は終わってしまうのです。

 

そんな状況の中
自分の思考がカチカチでいられるわけがありません。

 

良い悪いで考えていては
乗り越えてこれなかったのです。

 

いつしかそれが
私の中で大きな軸となって
私の個性として現れるようになりました。

 

そしていつもピンチの時には
立派ですごい人に助けられてきました。
有名かどうかが問題ではなく、
私にとって必要な情報や世界観を持っていることが
重要でした。

 

生き方考え方に触れることで
新しいシナプスが繋がり
工夫やアイデアが生まれ
私は幾度となく自分を取り戻すことができたのです。

 

もともと変わっている子だった私は
有名ではないけど立派ですごい、
マイノリティの人に触れることで
どんどん自分の個性が開花していきました。

 

むしろ水を得た魚のように生き生きと
自分の彩度と明度があがり、
薄いグレーがかった色の毎日が
どんどんビビットカラーになっていくのが
嬉しくてたまりませんでした。

 

私の身につけてきたことは
全て独学で現場で磨いてきたことばかりです。

 

あとは、私が通っていた学校が
とても自己責任を重視する学校だったので
自主性や考えて行動することを
知らずに学んでいたのかもしれません。

 

 

残念ながら私たちの多くは学校で
発想や思考についてならってきませんでした。

 

 

皆と同じ考えで、和を乱すことが「悪」だと
考えられていたからです。

 

でも本当はみんな違う。
違っているはずなのに、
持っている考えも、感性も
感覚も、思考も、全部違うはずなのに
いつの間にかどこかにしまい込んだ人ばかり。

 

 

だからこそ、身に着けるのではなく
磨きましょう!と伝えようと思いました。

 

 

 

「頭がいい」は、勉強ができることではなく
自分の考えを持っていて
様々な状況に応じて考えることができる
視野を広く持った
知的な生き方をできる人だと
私は思っています。

 

そして私は知的な生き方こそが
自分を助け、自分を救い、
自分へリーダシップをとり、
個性を発揮できると考えました。

 

この生き方ができれば
悩みは格段に減り
感情にブンブン振り回されることもなく
他人の影響を受けずに
自分を生きれるようになります。

 

それでいて、他人や自分を尊重し、
社会性を持って生きることもできるため
周りとの摩擦も無くなります。

 

私が短い人生を通して、何万時間と費やして来た
「自分と向き合うこと」を
研究所を通してお伝えしたいと思いました。

 

なぜ学校ではなく、塾ではなく研究所なのか

 

私が教える立場にあるわけでも
何かを習って欲しいわけでもありません。
すでにある答えや、誰かの正解やレシピを提供するつもりもありません。

 

最初は起業のための場にしようと思ったのですが、
自分を生きたい人は起業家もなにもないな
人生を充実させたい、自分という個性を磨きたい
そういう人は垣根を越えているとおもったので
一緒に作っていければいいなと思いました。

 

そして、研究所というコミュニティでぜひ
ご自身の視野を広げ、世界観を広げ
ご自身の考え方を磨き
自分らしく知的に生きることを研究していただきたいと思います。