ワクワクが湧いてこない人の中にあるブロック

まだ私が幼い頃。
たぶん、未就学の幼稚園。
5歳くらいの話しだと思います。

 

私が当時住んでいるところは
私の妹との年(3つ下)~私の5つ上のお姉ちゃん、
お兄ちゃんまで幅広いコミュニティがある地域でした。

 

いつもみんなで遊んでいました。
ケンカしたり、仲良くしたり
小さな社会でした。

 

あるとき、みんなで遊んでいた時に
5つ上のおにいちゃんが出かけようしていたので
どこに行くのか?と尋ねてみると

 

「もぐらを探しに行く」と言ったのです。

 

「もぐら」。。。

 

なんとも魅力的な、そして興味をそそる
冒険と言うか、探検と言うか
いても立ってもいられない位ワクワクし
どうしてももぐら探しに行きたいと思いました。

 

そんな私も、もぐらは後々、
実際に図鑑等で生物として
そこまでかわいいものではない、
という事に気づかされ、

 

モグラを現実的に受け止めることになるのですが
当時の私にしては、多分スコップを持って
一生懸命、土の中でお家を造ったり
ものすごく未知で、しかもかわいらしい
ワクワクをそそる物体だったに違いありません。

 

モグラ、私も行きたい!!!
行きたい行きたい行きたい
行きたーーーーーーーい。
うえーーーーーーん。

 

泣いてせがんだ記憶があります。
私があまりにも泣くので

「じゃー行こうか…」

きっと仕方なく、連れて行ってくれたのだと思います。

周りの幼なじみの
「おこられてもしらんよー」
「勝手に行ったらいけんのよー」
という制圧もふりきり
ただただがむしゃらに、モグラ探しにまっしぐらに突き進む
という行動にでたのです。

 

お兄ちゃんの自転車の後ろに乗せてもらい
私は、本当にワクワクしました。
もぐら。もぐら。

 

もぐらーーーーー。

 

私の心は踊っていました。
私はこの後であえるであろう
モグラに思いを寄せて
後ろに乗せてもらいながら
モグラに対してどれだけ自分が
熱い思いを持っているのかを
そのお兄ちゃんに話した記憶があります。

 

自転車で15分くらいの少し離れた学校の
校庭でモグラ探しは始まりました。

 

私は園芸用の小さなスコップで
地面を掘り、モグラを探し始めました。

 

今考えると、なんで校庭なんだ?
と思いますが、まーそこは子供の考える事なので
ご愛嬌な訳ですけれど

 

校庭にモグラがいる訳がありません。
探せど探せどいません。

 

少し暗くなり始め、モグラにで会えなかった事に
少し残念な気持ちになりながら
お兄ちゃんの自転車の後ろに乗って
家路に着きました。

 

帰りもモグラおらんかったねー
といいながら帰ったのを覚えています。

 

家に着きそうになると
お母さんの姿が見えました。

 

私はモグラがいなかった事に落胆していましたし
そのことをお母さんに話したかったのですが
帰るなり、ものすごいお母さんの怒号がやってきました。

 

あんた!どこいっとったんね!!!!
心配するやろ!
このばかちんが!!!

 

モグラは見つからない
幼なじみからは冷たい目で見られる
お母さんにはこっぴどく叱られる
一緒に行ったお兄ちゃんも裏切って
「みいちゃんが、泣いてつれていけっていうから」
と全面的に私のわがままで連れて行きました感をだし

私はここでどうも
ワクワクする事や、自分の心から望んでやりたいことをすると

・白い目で見られる
・しばらく一人になる
・お母さんにこっぴどくしかられる
・裏切られる
・成果も得られない

と散々な目に遭うとインプットしてしまったようなんです。
しかも脳みその柔らかい5歳のときに。。。

 

そこから私の人生のなかで
ワクワクする事、自分がやりたいと思う事
を、全て排除してしまったようなんです。

 

だから、自分発信ではなく
他人発信の事ばかりやってきた理由もうなづけます。

 

人が望む事をやる。怒られない事をする
人との調和を得る事、小さかろうが成果を確実に得られる事
をここでこんな方法で切り替えてしまったのかもしれません。

 

ワクワクしない事で、自分が心から望む事をやらない事で
私は人に嫌な思いをさせない
小さな事かもしれないけど確実に成果を得られる
役に立つ
怒られない

というものを受取っていました。

 

そりゃ、あなたのしたい事は何ですか?ときかれても
出てこない訳です。
だって、こんなに都合の悪い事だらけな訳ですから。
自分が無くなってましたね。

 

あーそうか、そうだったか。
と、気づいたので、今日は今朝から頭がグルグルです。
いろいろと吹き出しています。

 

仕事にしても

あれ?これって私がしなくてもよくない?とか
これ、私がする事じゃない。とか
これ、したいかも
これ、したくないかも

 

がぼんやりですけど見えてきました。

 

ワクワクが出来ない
したい事が分からないあなたも
小さい時に、ワクワクが打ち砕かれた経験があるのかもしれませんね。

 

ご自身で掘り下げるのが難しいようでしたら
ご一緒にお手伝いしますよ。